画像は「1 枚 1 メッセージ」で選ぶ
タイムラインを流し見している人は、文より先に画像を見ます。画像を見て手を止めるかどうかが決まり、そのあとで本文が読まれます。だから画像は飾りではなく、投稿の 1 行目と同じ役目を持っています。
いい画像の条件は、1 枚を見ただけで「何の投稿か」が分かることです。新商品なら商品が主役として大きく写っている、工事の事例なら仕上がりの様子が一目で分かる、イベントの告知なら日付と場所がすぐ読める。何を伝える 1 枚なのかを先に決め、それ以外の要素は減らします。
画像の大きさや縦横の比率は SNS ごとに違います。数値は SNS ごとの画像・動画の大きさ にまとめているので、このページでは作り方と見せ方に絞って説明します。
何を撮るか:実物の写真がいちばん強い
企業やお店の画像で一番伝わるのは、自分たちの実物の写真です。素材集の写真や作り込んだ図は整って見えますが、どこかで見たような印象になりがちです。お客さまが知りたいのは、そのお店の料理がどんな見た目なのか、その会社の職人がどんな道具を使っているのか、という具体的な事実です。
撮りやすい題材
| 業種 | 撮りやすい題材 |
|---|---|
| 飲食店 | 仕込み中の手元、焼き上がりの瞬間、季節の食材 |
| 小売・ネットショップ | 商品を使っている場面、届いたときの梱包、色違いの並び |
| 美容室・サロン | 施術の前後、道具の手入れ、店内の光 |
| 建設・リフォーム | 工事の前後、現場の安全の工夫、使っている材料 |
| 製造業 | 部品の拡大、検査の工程、出荷前の並び |
人の顔が写る写真を使うときは、写っている人に必ず了解を取ります。スタッフでも同じです。お客さまが写り込んでいるときは、了解を取るか、写らない角度で撮り直します。
スマートフォンで撮るときのこつ
特別な機材がなくても、いくつかの点に気をつけるだけで見やすい写真になります。まず光です。窓の近くの自然光で撮ると、色がきれいに出て影もやわらかくなります。蛍光灯の真下や、逆光は避けます。次に背景です。主役の後ろに余計な物が写っていると、目が散ります。撮る前に背景を片づけるか、主役に近づいて背景を減らします。最後に水平です。画面のグリッド線を表示して、棚や床の線をまっすぐにそろえるだけで、きちんとした印象になります。
文字を入れるときの決まり
告知やまとめの画像には、文字を入れることがあります。文字入りの画像は便利ですが、入れ方を間違えると読めない画像になります。
スマートフォンの画面で読める大きさにする
SNS の画像は、スマートフォンの小さな画面で、しかも流れていく途中で見られます。パソコンの画面で作ると、文字が小さすぎることに気づきません。作ったら一度スマートフォンに送り、腕を伸ばした距離で読めるかを確かめます。画像に入れる文字は、多くても 1 行の見出しと 1〜2 行の補足までに抑えると、読み切ってもらえます。
端に大事なものを置かない
SNS によっては、一覧の画面で画像の上下や左右が切られて表示されます。Instagram のプロフィールの一覧や、リンクのカードのように、元の比率のまま出ない場面があるからです。文字や商品は画像の中央寄りに置き、端の近くには切られても困らないものだけを置きます。
本文と同じことを書かない
画像の文字と本文が同じだと、読み手は同じ情報を 2 回見ることになります。画像には一番伝えたい一言、本文にはその背景や詳しい説明、というように役割を分けます。
見た目をそろえる
1 枚ずつの出来に加えて、アカウント全体で見たときの印象も大事です。Instagram のプロフィールのように投稿が並んで表示される場面では、色づかいや明るさ、写真の撮り方がばらばらだと、何の会社なのかが伝わりにくくなります。
そろえるといっても、すべてを同じ写真にする必要はありません。明るさの傾向(明るめか、落ち着いた色か)、背景(白い壁、木のテーブルなど、よく使う場所)、文字を入れるときの書体と色の 3 つを決めておくだけで、並べたときにまとまりが出ます。決めたことは短く書き出し、写真を撮る人が替わっても同じように撮れるようにしておきます。
文字入りの画像を作る道具は、無料のデザインツールやスマートフォンのアプリで十分です。よく使う形(告知、営業日のお知らせ、新商品の紹介など)をひな形として保存しておけば、毎回一から作らずに済み、見た目も自然にそろいます。
何枚入れるか:複数枚の画像の使い方
1 つの投稿に何枚も画像を付けられる SNS があります。何枚まで付けられるかは SNS ごとに違い、たとえば 𝕏(エックス)は 4 枚までです。複数枚を使うときは、1 枚目で興味を引き、2 枚目以降で中身を見せる順番にします。手順の説明なら 1 枚に 1 手順、事例なら前、途中、後の順に並べると、めくる理由ができます。
枚数が多いほどいいわけではありません。似た写真を何枚も並べると、めくる途中で飽きられます。伝えたいことに必要な枚数だけにします。複数枚の投稿の考え方は カルーセル でも説明しています。
説明文(ALT)を付ける
ALT は、画像に何が写っているかを文字で説明する欄です。目の不自由な人が使う読み上げの機能は、この説明文を読み上げます。通信が遅くて画像が表示されないときにも役立ちます。用語の意味は ALT テキスト にまとめました。
ALT には、画像を見られない人が投稿の意味を受け取れるように、写っているものを具体的に書きます。「商品の写真」ではなく「白い器に盛られた、焼き色のついたクロワッサンが 3 つ」のように書きます。画像の中に文字を入れたときは、その文字も ALT に書き写します。画像の文字は、読み上げの機能では読めないからです。
AI で作った画像を使うときの注意
画像を AI で作ることもできます。イラスト風の挿絵や、季節の雰囲気を伝える背景には便利です。ただし、実物の代わりに AI の画像を使うのは避けます。料理や商品、施工の事例を AI で描くと、実物と違うものを見せることになり、お客さまを誤解させます。
Meta は、Facebook、Instagram、Threads で、AI を含むデジタル処理で作ったり変えたりした写実的な動画や本物らしい音声に、AI のラベルを付けるよう求めることがあるとしています。画像はこの求めの対象外ですが、AI で生成・変更されたことを Meta のシステムが検知した画像にはラベルが表示されます。AI の画像は、AI だと分かっても困らない使い方にとどめるのが安全です。AI を運用に使うときの注意は AI を SNS 運用に使うときの注意 で詳しく説明しています。
SNS TOWN で画像を用意するときは
SNS TOWN では、撮った写真や作った画像を 素材庫 にまとめて置いておけます。投稿を作る画面から素材庫を開けば、その場で選んで付けられます。Google ドライブのフォルダをつなぐと、フォルダに入れた画像が素材庫に自動で取り込まれるので、撮った写真をドライブに入れるだけで済みます。
画像の説明文(ALT)は、投稿を作る画面で画像ごとに付けられます。𝕏、Threads、Instagram、Facebook ページでは 1,000 字まで、LinkedIn では 200 字までです。付けられる画像の枚数も SNS に合わせて画面が変わり、𝕏 は 4 枚、Facebook ページは 10 枚、LinkedIn は 9 枚、Threads と Instagram は 20 枚までです。
AI の下書きでは、素材庫に合う画像があればそれを選び、無くて絵があると伝わる内容のときだけ AI が画像を描きます。AI に描かせる画像には、文字、ロゴを入れないよう指示しています。文字は画像の中より本文で伝えるほうが確実で、ALT とも食い違わないからです。付け方の手順は 画像・動画を付ける で画面つきで紹介しています。
よくある質問
プロのカメラマンに頼まないとだめですか
スマートフォンでも十分です。光、背景、水平の 3 つに気をつけるだけで見やすくなります。ホームページの看板になる写真など、長く使う数枚だけをプロに頼み、日々の投稿は自分たちで撮るという分け方もあります。
素材集の写真を使ってもいいですか
利用規約で SNS での使用が認められていれば使えます。ただ、ほかの会社も同じ写真を使っていることがあり、自社らしさは伝わりにくくなります。実物の写真と組み合わせて、挿絵や背景に使うのが向いています。
画像に文字を入れたほうが反応はいいですか
業種や投稿の種類によって違うので、一概には言えません。告知やまとめは文字があると伝わりやすく、雰囲気を伝える写真は文字がないほうが映えます。両方を試して、自分のアカウントの数字で比べるのが確実です。
ALT は必ず付けないといけませんか
付けなくても投稿はできます。ただ、目の不自由な人にも内容が届くようになり、画像が表示されないときの助けにもなるので、付けておくことをおすすめします。
お客さまが写った写真を使いたいときは
写っている方に、SNS に載せてよいかを先に確かめます。了解をもらったことは、あとで分かるように記録しておきます。お客さまご本人が投稿した写真を使いたいときの注意は UGC とお客さまの投稿の扱い で説明しています。
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