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クリニック・治療院の SNS 運用:医療広告のルールの中で続ける

クリニックや治療院の SNS は、ほかの業種より出してよい情報の範囲が狭く決まっています。体験談や治療前後の写真のように、ほかの業種なら効く表現が使えません。SNS TOWN では、書いてはいけないことを AI に先に伝え、決めた人が承認したものだけを出す流れで、ルールの中の発信を続けられます。

更新 2026/10/314 分で読めます

クリニック・治療院の SNS で起きがちなこと

医療の SNS で担当者が最も迷うのは、どこまで書いてよいのか分からないことです。休診日のお知らせは出せても、治療の内容や効果に触れた途端にルールに引っかかるのではないかと不安になり、結局お知らせしか出せなくなります。

一方で、ほかの業種の SNS をまねて、患者さんの感想や治療前後の写真を載せてしまう例もあります。医療では、これらは原則として広告に使えません。担当者が 1 人で判断して出していると、こうした投稿を誰も止められません。

さらに、院長や先生が忙しく、投稿の内容を確かめる時間が取れないことも多い業種です。確かめてから出したいのに、確かめる人の手が空かないので投稿が止まります。

医療の広告で、何が禁じられているか

厚生労働省の「医療広告ガイドライン」(2026 年 3 月 30 日最終改正)は、患者の受診を誘う意図があり(誘引性)、医療機関の名前が分かる(特定性)情報を広告として扱います。医療機関が自分で出す SNS の投稿は、ふつうこの 2 つを満たします。そのうえで、次の広告が禁じられています(厚生労働省 医療法における病院等の広告規制について)。

禁じられている広告SNS で起きやすい例
虚偽の広告実際には行っていない治療を載せる
比較優良広告「地域でいちばん」「ほかの院より上手」
誇大広告「必ず治る」「痛みゼロ」
公序良俗に反する広告不安をあおる過激な表現
患者の主観や伝聞にもとづく、治療の内容や効果の体験談「先生のおかげで治りました」という声の紹介
誤認させるおそれのある治療前後の写真説明の無いビフォーアフター写真

体験談は、内容が広告できる範囲のものであっても、医療機関の広告としては使えません。治療前後の写真は、治療の内容、費用、主なリスクや副作用などの詳しい説明を添えた場合に限って、この禁止には当たらないとされています。なお、患者さんが自分の SNS に感想を書くことは、医療機関が費用を出して頼むなどしていなければ広告に当たらないとされています。

鍼灸院・接骨院は、広告できる事項そのものが限られる

あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうの施術所はあはき法第 7 条、接骨院は柔道整復師法第 24 条で、広告できる事項が法律で決められ、それ以外は方法を問わず広告できません。厚生労働省は 2025 年 2 月に施術所の広告のガイドラインを出しています(横浜市 あはき・柔整の広告について)。施術の効果や技能に触れる投稿は、出す前にこのガイドラインで確かめてください。

何を発信すると効くか

ルールの中でも、患者さんの役に立つ発信はたくさんあります。

  • 休診日、診療時間の変更、予約の取り方、混みやすい時間帯
  • 院内の様子、駐車場や入口の案内、バリアフリーの設備
  • スタッフの紹介と、受付から会計までの流れ
  • 季節の健康の話題(花粉の時期、熱中症、インフルエンザの予防接種の受付開始)
  • 院として取り組んでいること(感染対策、待ち時間を減らす工夫)

「来院する前に知りたいこと」に答える投稿は、効果をうたわなくても読まれます。

SNS TOWN での回し方

書いてはいけないことを、AI に先に伝える

会社の情報 の「書いてはいけないこと」に、体験談を書かない、効果を言い切らない、ほかの医療機関と比べない、と書いておきます。AI の下書きはそれを読んで書きます。ただし AI が法律の判断をするわけではないので、最後は人が読みます。

会社の情報の書きぶりを決める画面
会社の情報の書きぶりを決める画面

承認する人を決めて、確かめてから出す

投稿サイクルは「下書きモード」で動かします。下書きモードでは、人が承認したものだけが出ます(承認の流れ)。会社の設定で、承認できる人を管理者だけに絞れます。担当者が下書きを整え、院長か事務長が承認する分担にすると、確かめていない投稿が出ることはありません。

メンバーと役割 は、管理者・編集者・閲覧のみの 3 つです。院長は閲覧と承認だけ、担当者は投稿まで、と役割を分けられます。

確かめる時間を先に取る

下書きは、出す日の前々日 15:00 までに承認待ちに並びます。診療の合間に読めるよう、承認待ちが出たらメールや Slack で知らせる 通知 を設定しておきます。

よくある質問

患者さんから届いた感想を紹介してもいいですか

医療機関が広告として紹介することは、医療広告ガイドラインで禁じられています。感想の紹介は避けてください。

自動モードは使わないほうがいいですか

医療の発信では、人が読んでから出す下書きモードをおすすめします。自動モードは、検査を通った下書きをそのまま予約します。

返信にも気をつけることはありますか

返信も医療機関の発信です。症状についての相談に SNS 上で診断めいた答えを返さず、受診の案内にとどめるのが安全です。自動リプライを使う場合は「承認してから返す」にします。

休診のお知らせを急いで出したいです

休診や診療時間の急な変更は、投稿の画面からすぐに出せます。休診の知らせのように形が決まった文は、定型文 にしておくと、日付を入れるだけで出せます。

複数の診療科や分院があります

分院ごとに会社・ブランドを分けて持てます。分院ごとに会社の情報と承認する人を決められます。

7 日間、無料で試せます。クレジットカードの登録は要りません。

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