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SNS 投稿の承認フローの作り方(誰が・何を・いつまでに確認するか)

承認フローは、投稿を出す前に担当者以外の人が確認する流れです。ただし、確認の段を増やしすぎると、投稿が止まり、時期を外します。この記事では、中小企業やお店が、確認の手間と安全のバランスを取りながら承認フローを作る方法を説明します。

更新 2026/10/317 分で読めます

承認フローで防げること

承認フローの一番の役割は、書いた本人が気づかない誤りを出す前に見つけることです。価格や日付の書き間違い、誰かを傷つける言い回し、写真の写り込み、出す日の空気に合わない宣伝。どれも、別の人が 1 回読めば気づけることが多いものです。

もう 1 つの役割は、担当者を守ることです。確認を通った投稿で問題が起きたとき、担当者 1 人の責任にならず、会社として受け止められます。承認は担当者を疑うためではなく、1 人に判断を背負わせないための仕組みだと、関わる全員で共有しておきます。

確認しすぎると、投稿が止まる

一方で、承認には代わりに失うものもあります。承認する人が忙しくてなかなか見てくれない、何段階も確認が要る、といった流れでは、投稿が予定の日に出せなくなります。時期を外した投稿は、反応も減ります。担当者が「どうせ待たされる」と感じると、出す本数そのものが減っていきます。

そこで、承認フローを作るときは、どの投稿を、誰が、いつまでに確認するかの 3 つを決め、確認の段はできるだけ少なくします。

決める 4 つのこと

決めること選び方例
確認する投稿の範囲全部か、種類を絞るか新しいテーマ、キャンペーン、苦情への返事だけ
承認する人1 人に決めるか、何人かのうち誰でもよいか店長か副店長のどちらか
締め切り出す何日前までに確認するか出す日の 2 日前の 15 時まで
差し戻しの伝え方直してほしい点をどこに書くか投稿ごとのメモに理由を書く

確認する投稿の範囲

全部の投稿を確認できるなら、それが一番安全です。難しい場合は、間違えたときの影響が大きい投稿だけに絞ります。キャンペーンや値段の告知、社会の出来事に触れる投稿、新しいテーマ、苦情への返事は確認する。いつもの柱の投稿は、担当者の判断で出してよい。こうした分け方なら、確認の手間を減らしつつ、大きな失敗を防げます。

承認する人

承認する人を 1 人だけにすると、その人が休んだときに流れが止まります。承認できる人を 2 人以上にして、どちらか 1 人が見ればよい形にすると止まりにくくなります。ただし、承認できる人が多すぎると、誰も責任を持って見ない状態になるので、2〜3 人が目安です。

締め切り

締め切りは、承認する人の予定に合わせて決めます。出す当日に確認するのでは、直す時間がありません。出す日の 1〜2 日前を締め切りにすると、差し戻しがあっても直して出せます。

差し戻しの伝え方

差し戻すときは、どこを、なぜ直すのかを書きます。「なんとなく違う」では担当者は直せません。口頭やチャットで伝えると記録が散らばるので、投稿ごとにメモを残せる場所に書くと、あとから見返せます。

段を増やしすぎない

大きな会社では、担当者 → 課長 → 部長 → 広報、のように何段も確認することがあります。中小企業やお店では、確認は 1 段で十分なことがほとんどです。段を増やすと、それぞれの人が「次の人が見るだろう」と考えて、かえって見落としが増えることもあります。

段を増やす代わりに、確認する観点を決めておくと、1 段でも見落としが減ります。価格・日付・固有名詞は正しいか、誰かを下に見る言い回しはないか、写真に写ってはいけないものはないか、出す日の空気に合うか。この 4 つを見ると決めておくだけで、確認の質がそろいます。観点は運用ルールに書いておきます。作り方は 運用ルール・ガイドラインの作り方 にあります。

規模別の組み方の例

承認フローの形は、運用に関わる人数で変わります。よくある 3 つの規模での組み方を挙げます。

担当者 1 人のお店

書く人と出す人が同じなので、承認する人がいません。この場合は、キャンペーンと苦情への返事だけ、店長や家族など身近な人に 1 回読んでもらうと決めます。それ以外の投稿は、予約してから一晩置き、翌朝に自分で読み直してから出すだけでも、勢いで書いた文の危うさに気づけます。

担当者 2〜3 人の会社

書く人と承認する人を分けられます。書く人が下書きを作り、もう 1 人が承認する。お互いに書き手と承認者を入れ替えてもよいでしょう。承認できる人を 2 人にしておくと、どちらかが休んでも流れが止まりません。週に 1 回、翌週の予約をまとめて確認する時間を決めておくと、承認の待ち時間が読めるようになります。

運用代行や制作会社が関わる場合

代行の会社が下書きを作り、自社の担当者が承認する形が基本です。承認の締め切りを契約で決め、締め切りまでに承認がなければ出さない、と決めておくと、確認されていない投稿が自社の名前で出ることを防げます。差し戻しの理由は、口頭ではなく投稿ごとのメモに残し、代行の会社が次の下書きに生かせるようにします。

承認したあとに起きること

承認したあとでも、出す前に状況が変わることがあります。災害や事件が起きた、商品の在庫がなくなった、などです。承認した予約も、出す日の朝にもう一度ひととおり見る習慣をつけると、時期を外す失敗を防げます。急に状況が変わったときの動き方は 炎上を防ぐ・起きたときの対応 で説明しています。

SNS TOWN でできること

SNS TOWN の 承認 は、確認の段を 1 つにした作りです。投稿サイクルを下書きモードにすると、AI が書いた下書きは「承認待ち」になり、人が読んで承認したものだけが予約になります。自動モードにすると、下書きはそのまま予約になります。サイクルごとに選べるので、キャンペーンの投稿は下書きモード、いつもの投稿は自動モード、のように使い分けられます。切り替え方は 投稿サイクルの動き方を選ぶ にあります。

下書きは、出す日の前々日の 15 時(日本時間)までに用意されるので、承認する人が確認する時間が取れます。承認・いま出す・返信の送信ができる人は、管理者と編集者にするか、管理者だけにするかを会社ごとに選べます。役割の分け方は メンバーと役割 にあります。

承認待ちの投稿が出ると、通知 でメール・Slack・ブラウザに知らせます。差し戻しの理由は、投稿ごとの社内メモに書けます。承認したあとで投稿前の検査に当たった投稿は、承認待ちに戻ります。出す時刻を過ぎた投稿は、本文や時刻を変えられません。操作の手順は 承認する で確かめてください。

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よくある質問

全部の投稿に承認を入れるべきですか

入れられるなら安全ですが、確認が追いつかずに投稿が止まるなら、範囲を絞るほうがよい結果になります。キャンペーン、値段の告知、社会の出来事に触れる投稿、苦情への返事など、間違えたときの影響が大きいものから確認を入れます。

承認する人が忙しくて、なかなか見てもらえません

承認できる人を 2 人以上にして、どちらか 1 人が見ればよい形にします。締め切りを決めて、締め切りの前に知らせが届くようにしておくと、見落とされにくくなります。それでも追いつかないときは、確認する投稿の範囲を絞ります。

承認を何段階にもしたほうが安全ではありませんか

段を増やすほど、それぞれの人が「次の人が見る」と考えて見落としが増えることがあります。中小企業やお店なら、1 段の確認で、見る観点を決めておくほうが確実です。

差し戻しが続いて、担当者が投稿を嫌がるようになりました

差し戻しの理由が「好み」になっていないかを見直します。直す理由は、事実の誤りや運用ルールに反する点に限り、言い回しの好みは担当者に任せるようにします。よく差し戻す点は運用ルールに書き足すと、書く段階で直せるようになります。

運用代行の会社が書いた投稿も、自社で承認したほうがよいですか

はい。自社の名前で出る投稿なので、少なくとも最初の数か月は自社で承認するのがおすすめです。運用が安定したら、確認する範囲を絞ります。

急ぎの投稿は、承認を飛ばしてもよいですか

急ぎの投稿ほど、慌てて書いた誤りが入りやすくなります。承認を飛ばすのではなく、承認できる人に電話やチャットで声をかけ、その場で読んでもらう形にします。どうしても承認者がつかまらない場合の扱いは、運用ルールに前もって書いておきます。

承認した人の名前は残したほうがよいですか

残しておくと、あとで投稿に問題が見つかったときに、誰がどの観点で確認したかを振り返れます。責めるためではなく、確認の観点や流れを直すための記録として使います。

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