小売店・ネットショップの SNS で起きがちなこと
小売の SNS は、知らせることが多いのに、知らせる時期がずれやすいのが悩みです。セールの初日に告知を出し忘れる、再入荷を知らせたときにはもう売り切れていた、同じ商品を Instagram と 𝕏(エックス)で別々の担当者が出して文がちぐはぐになる。どれも、予定が担当者の頭の中にしかないことから起きます。
もう 1 つは、投稿がお知らせだけになりやすいことです。「新商品入荷しました」「セール開催中」が続くと、読む人には広告の連続に見えます。売り込みの強い投稿は「興味がない」を押されやすく、𝕏 のおすすめでは下げられる理由になります。
さらに、SNS からどれだけ売れたのかが分からないことも、続ける理由を弱くします。投稿からショップに来た人の数が見えないと、手間をかける価値があるのか判断できません。
何を発信すると効くか
小売の発信は、商品の情報と、店や作り手の情報を交互に出すと、お知らせばかりに見えにくくなります。
| 種類 | 投稿テーマの例 |
|---|---|
| 商品を知らせる | 新入荷・再入荷・季節の特集・数量限定の知らせ |
| 使い方を見せる | 使い方の動画、組み合わせの提案、サイズ選びのこつ |
| 選んだ理由を話す | 仕入れの理由、作り手や産地の話、ほかとの違い |
| 店の裏側を見せる | 梱包の様子、店頭のディスプレイ替え、スタッフのおすすめ |
| 質問に答える | よく聞かれる質問と答え、在庫や配送の目安 |
「なぜこの商品を置いているのか」は、その店にしか書けない情報です。同じ商品を売る店がほかにあっても、選んだ理由は店ごとに違います。
SNS TOWN での回し方
決まった予定は CSV でまとめて予約する
セールや特集のように日時が先に決まっている投稿は、CSV で一括予約 できます。1 列目に日時、2 列目に本文、3 列目にタグを書いた CSV を読み込むと、まとめて予約されます。1 回に読める行は 350 行までで、1 行でも読めない行があれば 1 件も入れないので、半分だけ入った状態にはなりません。
商品ページへの誘導は短縮 URL で数える
手で書く投稿の本文に URL を入れると、作成画面に「短縮 URL にする」が出ます。押すと UTM(どの投稿から来たかを測るための目印)を付けた短い URL に置き換わり、人が押した数が日ごとに投稿のページに出ます。ショップ側のアクセス解析でも、SNS から来た人を分けて見られます。考え方は UTM と短縮 URL で成果を測る にまとめています。
同じ知らせを 2 つの SNS に出す
𝕏 と Threads、Facebook と Instagram は、作成画面のスイッチ 1 つで相方にも同時に出せます(同時投稿)。文字数や画像の決まりは SNS ごとに違うので、作成画面のプレビューで両方の見え方を確かめてから出します。
日々の投稿は AI の下書きで埋める
セールの谷間の日は、投稿サイクル で枠を置き、AI に下書きを書かせます。今月推したい商品を「伝えたいこと」に足しておくと、下書きに入ります。
気をつけること
価格や品質は、実際より良く見せない
景品表示法は、品質を実際より著しく良く見せる表示(優良誤認)と、価格などの取引条件を実際より著しく有利に見せる表示(有利誤認)を禁じています。効き目や性能をうたう表示については、消費者庁が合理的な根拠の資料を求めることができ、出せなければ不当表示とみなされます(消費者庁の表示規制の概要)。「いつもの半額」と書くなら、その「いつもの価格」で実際に売っていたかを確かめます。
通信販売の表示は、ショップのページにそろえておく
特定商取引法は、通信販売の広告に販売価格、送料、支払いの時期と方法、引き渡しの時期、返品の条件、事業者の名前と住所と電話番号などを表示するよう求めています(消費者庁 特定商取引法ガイドの通信販売)。SNS の短い投稿にすべては書き切れないので、投稿は商品の魅力と知らせに絞り、こうした条件はショップのページで確かめてもらう形にしておくのが現実的です。
キャンペーンの景品は上限を確かめる
購入を条件にした抽選と、誰でも応募できる抽選では、景品の上限が違います。くわしくは SNS キャンペーンと景品表示法の基本 をご覧ください。
よくある質問
商品の写真を毎回撮る時間がありません
撮りためた写真を素材庫に入れておくと、AI が下書きに合う写真を選びます。写真ごとに何が写っているかを書いておくと、選ぶ精度が上がります。
セールの告知を、前日・当日・最終日と 3 回出したいです
CSV に 3 行書いて一括予約するのが早い方法です。文は毎回変えてください。よく似た文が続くと、投稿前の検査が注意を出します。
ネットショップと連携して在庫を自動で投稿できますか
ショップの在庫とは連携していません。ショップのお知らせやブログに RSS があれば、RSS から下書き で新しい記事ごとに告知の下書きを作れます。出すのは人が承認してからです。
SNS からの売上はどこで見られますか
SNS TOWN で見られるのは、短縮 URL が押された数までです。売上はショップ側のアクセス解析で、UTM の付いた流入として確かめます。
7 日間、無料で試せます。クレジットカードの登録は要りません。
無料で始める