飲食店の SNS で起きがちなこと
飲食店の SNS がいちばん止まりやすいのは、忙しい日です。ランチの仕込みから片付けまで手がふさがり、投稿は閉店後に回され、疲れてそのまま出さずに終わります。翌日も同じことが起き、気づくと最後の投稿が 1 か月前になっている。多くの店で見かける流れです。
もう 1 つは、写真はたくさんあるのに文が続かないことです。毎回「本日のおすすめです」で終わると、読む人にとっては前の投稿と区別がつきません。似た文の繰り返しは、𝕏(エックス)のおすすめでも並べて出されにくくなります。くわしくは 𝕏 のおすすめに載る投稿の条件 で説明しています。
さらに、臨時休業や売り切れのような「いま知らせたいこと」と、季節のメニューのような「前もって準備できること」が混ざると、担当者の頭の中で予定が回らなくなります。
何を発信すると効くか
飲食店の発信は、その店でしか撮れない写真と、その店でしか書けない事実の組み合わせが強くなります。たとえば次のようなテーマは、どの店でも続けやすく、読む人が来店の場面を思い浮かべやすいものです。
- 仕込みの様子と、そのひと手間の理由(出汁を何時間引くか、なぜその産地の野菜か)
- 季節の食材が入った日の知らせと、それを使った限定の一皿
- 店主やスタッフの紹介、厨房の道具へのこだわり
- 混み合う時間帯と、待たずに入れる時間帯の目安
- 予約の取り方、テイクアウトの頼み方、駐車場の場所
「おいしいです」と書くより、「朝 6 時に市場で選んだ鯛を、昼の定食に使っています」と書くほうが、読む人に伝わる情報が多くなります。どこにでも当てはまる文を避けることが、続けて読まれる近道です。
SNS TOWN での回し方
写真は素材庫にためておく
営業中に撮った料理や仕込みの写真は、素材庫 に入れておきます。写真ごとに「何が写っているか」を書いておくと、AI が下書きに合う写真を選ぶ手がかりになります。スマホの写真を Google ドライブのフォルダに入れている店なら、Google ドライブ連携 でフォルダをつなぐと、1 時間ごとに素材庫へ自動で入ります。

会社の情報に、店の事実を書く
会社の情報 には、店のこだわり、届けたい相手、口調、書いてはいけないことを書きます。仕入れ先、看板メニューの由来、営業時間のような事実を詳しく書いておくほど、AI の下書きは「その店らしい」文になります。今月推したいメニューは「伝えたいこと」に足しておくと、下書きに入ります。
出す時刻は先に決める
投稿サイクル で「毎日 11:00」「金曜 17:00」のように枠を置くと、枠ごとに下書きが用意され、出す日の前々日 15:00 までに承認待ちに並びます。定休日の夜にまとめて読んで承認しておけば、営業中は何もしなくても時刻どおりに出ます。臨時休業のような急ぎの知らせは、投稿の画面からすぐに出せます。
返信とキャンペーンで来店のきっかけを作る
「『予約』を含むリプをくれた方には個別に返信します」のように投稿で呼びかけると、自動リプライ が該当する返信にだけ返します。来店のきっかけを作りたい時期には、𝕏 の返信で応募する キャンペーン も使えます。抽選のほか、応募した時刻で当選が決まるインスタントウィンも選べます。自動リプライとキャンペーンは上位のプランの機能です。くわしくは 料金 をご覧ください。
気をつけること
キャンペーンの景品は、応募の条件で上限が変わる
SNS で景品を出すときは、景品表示法の景品の決まりを確かめます。消費者庁が示している上限は次のとおりです(2026 年 10 月時点。消費者庁の景品規制の概要)。
| 出し方 | 例 | 景品 1 つの上限 | 総額の上限 |
|---|---|---|---|
| 一般懸賞(購入が条件の抽選) | 取引価額 5,000 円未満 | 取引価額の 20 倍 | 売上予定総額の 2% |
| 一般懸賞(購入が条件の抽選) | 取引価額 5,000 円以上 | 10 万円 | 売上予定総額の 2% |
| 総付景品(全員に渡すおまけ) | 取引価額 1,000 円未満 | 200 円 | 定めなし |
| 総付景品(全員に渡すおまけ) | 取引価額 1,000 円以上 | 取引価額の 10 分の 2 | 定めなし |
| オープン懸賞(購入も来店も条件にしない) | フォローと返信で誰でも応募 | 定めなし | 定めなし |
「レシートの写真を送って応募」のように購入を条件にした時点で、一般懸賞の上限がかかります。応募の条件を決める前に確かめてください。考え方は SNS キャンペーンと景品表示法の基本 でくわしく説明しています。
招待した人の投稿には、広告であることを示してもらう
インフルエンサーを招待して食べてもらい投稿を頼む場合、2023 年 10 月 1 日から、広告であることが分かりにくい表示(いわゆるステルスマーケティング)は景品表示法の不当表示になりました。規制の対象は依頼した店の側です(消費者庁のステルスマーケティング規制の案内)。依頼した投稿には「広告」「PR」などの表示を入れてもらうよう、頼む時点で伝えておきます。
アレルギーや原材料は、言い切れることだけ書く
SNS の投稿で原材料やアレルギーに触れるときは、厨房で確かめた事実だけを書きます。会社の情報の「書いてはいけないこと」に「アレルギー対応を言い切らない」と書いておくと、AI の下書きはその書き方を避けます。
よくある質問
営業中にスマホを触れません。予約投稿だけで回せますか
回せます。投稿サイクルで枠を置き、休みの日にまとめて承認しておけば、営業中は何もしなくても時刻どおりに出ます。下書きは出す日の前々日 15:00 までにそろうので、週 1 回の確認でも間に合います。
写真はスマホで撮ったもので大丈夫ですか
大丈夫です。素材庫にそのまま入れられます。写真が足りないときは AI に画像を描かせることもできますが、料理そのものは実物の写真を使うほうが、来店したときの印象とずれません。
Instagram と 𝕏 の両方に出したいです
両方のアカウントをつなげば、それぞれの作成画面で出せます。𝕏 と Threads、Facebook と Instagram は、作成画面のスイッチ 1 つで相方にも同時に出せます。
臨時休業をすぐ知らせたいときは
投稿の画面から「ポストする」ですぐに出せます。予約していた投稿と内容がぶつかる日は、カレンダーで該当の予約を開いて見送れます。
口コミへの返信も SNS TOWN でできますか
SNS TOWN が扱うのは、つないだ SNS アカウントの投稿と返信です。地図アプリや口コミサイトのレビューへの返信はできません。
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