「どこから」を絞ると、漏れたときの被害が小さくなる
公式アカウントの運用は、会社の PC から行うのが基本という会社も多いはずです。ところがツールの側は、ログインさえできれば自宅の PC からも、出先のネットカフェからも開けてしまいます。パスワードと 2 段階認証が両方とも破られることはまれですが、退職者の端末にログインが残っていた、共有 PC でログアウトし忘れた、といった運用の隙は起こりえます。
アクセスの制限をオンにすると、その会社・ブランドの画面は、許可した IP アドレスか登録した端末からでなければ開けなくなります。ログインの情報が外に漏れても、会社の外の見知らぬ端末からは中を見られません。社内の運用ルールで「公式アカウントの操作は社内から」と決めている会社が、そのルールを仕組みで守れるようにする機能です。ルールの作り方は 運用ルール・ガイドラインの作り方 で扱っています。
制限は既定でオフです。オンにする・許可を足す・消すことができるのは、その会社・ブランドの管理者だけです。
| 許可の仕方 | 向いている端末 | 登録の仕方 | |
|---|---|---|---|
| IP アドレス | 会社の回線につながった PC | IP アドレスか範囲を書いて足す | |
| この端末 | いま使っている PC | 「この端末を登録する」を押す | |
| 登録用のリンク | スマホ・持ち歩く PC | 30 分・1 回限りのリンクを開く | 設定の画面は、会社・ブランドのメニューの「セキュリティ」にあります。 |
IP アドレスで許可する
会社の回線のように、決まった IP アドレスから使う PC に向いた許可の仕方です。「203.0.113.10」のように 1 つの IP アドレスでも、「203.0.113.0/24」のように範囲でも書けます。IPv6 にも対応しています。広すぎる範囲は制限の意味がなくなるため受け付けません。
画面には、いま使っている端末の IP アドレスが表示されます。会社の PC から開いていれば、その値がはじめから入力欄に入っているので、名前(「本社の回線」など)を付けて足すだけです。どの許可がいつ最後に使われたかも一覧に出るので、使われなくなった許可を見つけて消せます。
回線によっては、IP アドレスが時々変わります。固定の IP アドレスかどうかは、回線の契約先に確かめてください。変わる回線では、次の「端末」で許可する方が確実です。
端末で許可する
スマホや持ち歩く PC は、場所によって IP アドレスが変わります。こうした端末は、端末そのものを登録して許可します。登録した端末には、ブラウザに印が残り、その印がある間は場所に関係なく開けます。印は 400 日もちますが、ブラウザのデータを消すと登録し直しになります。
いま使っている PC を登録するときは、「この端末を登録する」を押すだけです。
スマホなど別の端末を登録するときは、会社の PC で「登録用のリンクを作る」を押します。リンクと QR コードが表示されるので、登録したいスマホで 30 分以内に 1 回だけ開きます。リンクは 1 回使うと無効になり、同じリンクを 2 台で開いても登録されるのは 1 台だけです。管理者が知らない間に端末が増えることを防ぐための作りです。
同じ端末を複数の会社・ブランドに登録しても、端末の印は 1 つです。許可の数は、IP アドレスと端末を合わせて 1 つの会社・ブランドにつき 50 件までです。
自分を締め出さないように止める
制限で一番怖いのは、設定した本人が入れなくなることです。SNS TOWN は、制限をオンにしたときに、いま使っている端末が許可に入っていなければオンにさせません。「先にこの IP アドレスか、この端末を足してください」と表示されます。許可を消すときも、それを消すといまの端末から入れなくなる場合は止めます。
それでも回線が変わるなどして全員が入れなくなったときは、運営に連絡してください。本人であることを確かめたうえで、運営が制限を解けます。
制限にかかった人には、何が見えるか
許可のない場所から開こうとすると、「この端末からは開けません」という画面が出ます。会社・ブランドの名前といまの IP アドレスが表示され、管理者に登録用のリンクを作ってもらうよう案内します。
制限は会社・ブランドごとです。同じ人が、制限の無いほかの会社・ブランドにも入っているときは、その画面からほかの会社・ブランドへ移れます。たとえば運用代行の会社が複数の取引先を預かっていて、1 社だけが厳しい制限を求めている場合でも、ほかの取引先の作業は止まりません。会社・ブランドの分け方は 会社・ブランドを分けて持つ で説明しています。
2 段階認証とあわせて使う
同じ「セキュリティ」の画面で、メンバー全員に 2 段階認証を求めることもできます。アクセスの制限が「どこから」、2 段階認証が「本人か」を確かめるので、両方をオンにすると守りが重なります。2 段階認証の設定、ログインの失敗の停止、端末ごとのログアウトは ログインの守り で説明しています。
画面の上には、AI のクローラや自動操作のツールをログイン後の画面に入れない守りが「常にオン」として表示されています。これは利用者の設定では外せません。
役割ごとに何ができるかを分けておくことも、守りの 1 つです。閲覧のみの人には投稿や設定の変更をさせないようにできます(メンバーと役割)。SNS TOWN 全体の守りの考え方は セキュリティ にまとめています。
使い方の流れ
- 管理者が、会社の PC で会社・ブランドの「セキュリティ」を開きます
- 「IP アドレス」で会社の回線を足すか、「この端末を登録する」でいまの PC を登録します
- スマホを使う人の分は「登録用のリンクを作る」でリンクを作り、そのスマホで開いてもらいます
- 許可がそろったら「制限をオンにする」を押します
よくある質問
制限をオンにすると、自分も入れなくなりませんか
いま使っている端末が許可に入っていなければ、オンにできないようにしています。先に、いまの IP アドレスか、いまの端末を足してください。
在宅勤務のメンバーは使えなくなりますか
そのメンバーの PC やスマホを端末として登録すれば、自宅からでも使えます。管理者が登録用のリンクを作り、メンバーが自分の端末で 30 分以内に開いてください。
スマホのブラウザのデータを消したら入れなくなりました
端末の登録はブラウザに残る印で見分けているので、データを消すと登録し直しになります。管理者に登録用のリンクを作り直してもらってください。
制限はプランによって使えないことがありますか
アクセスの制限は、どのプランの会社・ブランドでも使えます。
制限は会社・ブランドごとですか、アカウントごとですか
会社・ブランドごとです。同じ人でも、制限をオンにした会社・ブランドだけが許可した場所からに絞られ、ほかの会社・ブランドは今までどおり開けます。
全員が締め出されてしまったらどうなりますか
運営に連絡してください。本人であることを確かめたうえで、運営がその会社・ブランドの制限を解けます。
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